戦略の原点に立ち返り、危機突破に必要な経営の視点を学ぶ
多くの企業にとって"危機"は身近に迫るものとなり、誰もが状況を一変させるような新しい情報の収集、成功した企業の分析を求めています。しかし、危機である時こそ、戦略の原点に立ち返り、外部環境に振り回されることなく、自社に目を向けるべきではないでしょうか。
本プログラムでは、さまざまな企業の失敗事例についての議論を通して戦略と組織の原点を探究し、危機に立ち向かう経営に必要な視点、姿勢を学びます。
受付中

講師 |
|
日程・時間 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
5/18(水)18:30-21:30 |
5/25(水)18:30-21:30 |
6/1(水)18:30-21:30 |
6/8(水)18:30-21:30 |
6/15(水)18:30-21:30 |
6/22(水)18:30-21:30 |
|
参加費 |
162,000円(消費税込) |
対象 |
- 経営企画、事業企画、戦略部門の方
- 現状の打破、危機を打開する実践的な経営力を学びたい方
※分析ツール、フレームワーク等の基礎知識を習得されている方を対象とします。 |
定員 |
25名 (法人派遣は1社につき4名様まで) |
進め方 |
|
セッション内容
セッション1企業はどのように凋落するか
創業以来、米国を代表する小売業であったシアーズは、1980年代以降、新たな競争相手の登場を受けて徐々に凋落していく。シアーズ衰退の過程と原因を議論し、主に内的要因を探ることで、成功企業が陥りやすい過ちを学ぶ。
セッション2リーダーと危機管理
1996年、熟練の登山家が率いたエヴェレスト登山チームが、悲惨な遭難事故を引き起こした。遭難までのプロセスを振り返り、想定外の展開に陥った場合のリーダーの役割、チームの運営、陥りやすい過ちを議論し、企業経営において学ぶべきポイントを考える。
セッション3危機におけるグループダイナミクス
世紀の大惨事と言われた、チャレンジャー号の打ち上げ失敗。打ち上げ前夜にNASA内部で交わされた打ち上げ可否の議論を確認し、リスクの高い挑戦をめぐる判断の難しさ、組織としておさえるべきであったポイントを、グループ心理をふまえながら議論する。
セッション4なぜ戦略実行は行き詰まるのか・1-新制度導入の失敗-
成果主義を導入した企業が、導入過程でのさまざまな障害に翻弄されて迷いが生じ、制度導入の意図・目的が変質していくプロセスを通して、何を変え、何を残すべきであったかを考え、新たな課題に取り組む際の姿勢を学ぶ。
セッション5なぜ戦略実行は行き詰まるのか・2-海外進出の失敗-
米国の製造業の中でも高い生産性を維持してきたリンカーン・エレクトリック社。国内では成功したマネジメント・システムが、海外で通用しなかった本質的な理由を議論し、海外進出の際に犯しやすい過ちと、戦略のローカライゼーションの是非を考える。
[ケース] リンカーン・エレクトリック:海外進出に賭ける
セッション6企業復活へのアプローチ
カルロス・ゴーンはどのように日産自動車を危機的状況から救い出し、ゴーン以前の社長は同様の問題意識を持ちながらなぜ立て直せなかったのか。成功と失敗の両面を議論し、企業再生に必要なリーダーの戦略的着眼点、本質洞察力を考える。
参加者の感想を見る
割引・修了基準等
割引制度 |
- 個人対象(個人で全額お支払い)
-
- 法人対象(5名以上)
-
|
申込締切 |
定員に達し次第締切
開講2週間前よりご参加にあたっての諸連絡を開始いたしますので、お早めにお申し込みください。
|
修了基準 |
5回以上の参加により認定
|
会場 |
慶應丸の内シティキャンパス
|
お問合せ |
担当:藤野
TEL:03-5220-3111 FAX:03-5220-3129(営業時間:平日10:00-18:30)
|
- 失敗事例を考えるケースが少ないので、この機会に学ぶことができ勉強になりました。ケースに書いてない背景を考えながら、どうしたら良かったかを考える設問は良かったです。油断していたら急に当てられるので、常に緊張状態を保てました。また、深堀りの難しさ、重要さを学ばせて頂きました。
- 毎回の討議と講義で何一つ否定しないで進めていただけたこと。私のような経営に関する知識が無い者には刺激もあり良かったです。毎週の3時間が楽しみで仕方がありませんでした。受講後、まとめメール(事務局発)が最高でした。ありがとうございました。
- ケースはビジネスのケースに限らず、「エベレスト」や「チャレンジャー号」など幅広く、大変興味を持って学習に取り組むことができた。講師が与えてくれる示唆の一つひとつが奥の深いものであり、満足することができた。また、バックボーンの異なるいろいろな業種の方々とのディスカッションからも、大きな刺激を受けることができた。これからは、キメ台詞やキャッチフレーズで思考停止しないよう、考え続けることを習慣にしたいと思います。LFさんの「振り返りメール」は大変ためになりました。学びの場を素敵に演出してくださって、ありがとうございました。
- 企業ばかりを扱うのではなく、エベレスト登山やスペースシャトルの打ち上げ事故もケースとしている点は、より広範に「危機」を考えるために適切であったと思います。プログラムは著書で解説されている内容以上のものであるため、先生の著書を読んでいれば回答できるというケースは一つもありませんでした。先生の著書を読んで感銘を受けた方こそ、今すぐこのプログラムに申し込まねばなりません。各回の終了後にいただく振り返りが非常に参考になりました。たいへんお世話になりました。
- 事例が興味深く、課題にも意欲的に取り組めた。他の事例等も交えた説明がわかりやすくおもしろかったです。どうもありがとうございました。他社の方々は経験も豊かであり、所属する部署も私とは異なる方が多く、考え方や発想が大きく異なり、非常に刺激を受けました。このような点が社内では得られない経験であり、とても良かった。
- ケースメソッドでは、普通では知りえない事実とそこに至るプロセス、人の心理の変化などを短い時間で知ることができました。また、素っ頓狂な回答に対しての修正や正しい方向への導き、またはその回答に対するプチ情報などをいただけたので間違いを恐れずに発言することができました。
- 様々な事例を学ぶことができた。事例の質が良い。初心者にもわかりやすい解説をいただき、ありがとうございました。
- ケースメソッド型の講義は、単に準備するだけのものと異なり、自信の脳を活性化させ、知識を身に付けるという点で非常に良かった。ケースの内容についてもとても良かった。いつも分かりやすい講義、話しやすい雰囲気、テンポ、いづれも良かったと思いました。また機会があれば先生の講義を受講したいと思います。
- 様々な実例にそって自ら考えていけるため、ある部分自らの経験におきかえたりして考えることができたことは良かったと思います。様々なポイントが今回のプログラムから学ぶことができたと感じました。いくつか組織でやってみたいと思うことが見つかりました。『戦略と実行』買いました。振り返りメールは本当に良かったです。ありがとうございました。
- 普段取り扱う事のない事例に対して、色んな視点から分析できた事と業種が違う方々との意見交換が刺激的でした。ケース一つ一つに対して分析する方向性が刺激的でした。テーマを半分にしてもう少し時間を取っても良いと思います。
- 一度成功した企業が凋落した原因を探っていくのが興味深かった。グループディスカッションを通じて、様々な考え方、視点があり、とても参考になった。スマートな運営であったと思います。また設問も深く考えさせられる問いであり、よかったと思います。どうもありがとうございました。
- 失敗を取り上げる授業自体大変珍しいもので、多くの示唆が得られました。また、ディスカッションに多くの時間を割いていた点も良かったと思います。もっと日本の身近なケースがあれば良かったと思いました。今後は先生の本を色々と読ませて頂きます。
- 企業にとっての危機的状況とは、その成長後・成功後に発生・深刻化していくケースが多いことに驚かされました。本来であれば、企業内には様々な成功体験・成功事例が長期にわたり蓄えられ、組織的な学習を通して危機的状況を避けるための術は当然知っているはずだと考えられます。しかし、実際には企業成功のコア・コンピタンスといえた部分が、時間とともに偏見、固定観念、過信、驕りといったものに形を変え、明らかに間違った企業行動や経営判断を引き起こしてしまう。さらに、その抑止力さえも失ってしまう状況が優秀な人材間にさえ見られる。企業にとって由々しき危機的状況とは如何に発生するものなのか、その発生条件・プロセスや問題構造について理解を深めることが出来たことが非常に良かったです。
- エベレストやチャレンジャー号など企業経営以外のものも含めてケースが面白かったです。講師もお話がわかりやすく、聞きやすかったです。ありがとうございました。
- ケーススタディは成功事例が多いと思いますが、今回は成功&失敗事例であり、新鮮さを感じました。また、時折、戦略のフレームワークなどの説明を入れながらの講義であった為、基本的な知識を確認しながら進めることが出来てよかった。「やまのうえ保険」のケースで取り上げた企業のその後の状況についてはもう少し説明があればよかったと感じました(時間が押してしまって説明を省略されたのかもしれませんが・・・)。6回に渡り、ご指導頂きありがとうございました。また受講する機会がありましたらよろしくお願いいたします。
- ケーススタディを中心としながらも、常に何を役に立てるのかと考えさせることが有用でした。何をポイントにおくか、視座・視野ともに広げることができました。
- 危機サンプルとして、NASAやツーリズムなど幅広い分野に視野を広げてケースを選択頂き、それぞれの危機特異性を見抜くべく、高い関心を持って取り組むことが出来ました。危機発生とは企業特有の事象ではなく、場所に関係なく人間自身が引き起こしてしまう人由来の事象なのでしょうか。正しい判断、小さな成功体験、偶然の成功の連続といった事が、経時的変化の中でバイアスや固定観念へと変化し、最悪の状況を引き起こしてしまうケースが多々あり、「価値観の限界・有効期限」といったものを感じてしまいました。Escalation of Commitment、Sunk Cost、Psychological Safety、過信といった概念については、これからも学んでいきたいと思います。多くのモーティベーションを与えて頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
- 題材が身近な事例で分かりやすかった。それぞれの事例で関連すること(問題点)と新たに出てくる課題があり、毎回、少しずつ内容のレベルアップがあったように感じました。メンバーの気付き、視点を引き上げ、かつ、前の事例を振り返えりながら身に付けさせる進め方が良かったと思います。チームでの検討時間で、各メンバーの意見を聞くにあたり、チーム6名編成のときは少し時間がタイトに感じました。グレートなクラス(分かったと思っていた事が実は分かっていないことが分かった)を目指すとの方針が教室の運営に合致し、メンバーの活発な意見を引き出す要因のひとつだったと思います。特に、成功したことが逆に失敗の温床になっている事をあらためて認識し直しました。また、メンバーに考えさせる、意見を引き出すような運営とまとめが理解しやすく、現実の実務を連想しながら検討したり、実務の中で考え方の視点を変えてみるなど少し活用できる事もあって、自分の新たな思考の指針を持つことが出来た。
- 経営を考えることはいろいろな側面から考える必要があることが分かりました。また、分からないことがたくさんあることが分かりました。
- 失敗のケースということで、どれも体験や知識もないケースばかりでしたので、やりがいがあった。「やまのうえ保険」は人的資源管理の勉強をしておかないとわからないケースであったので、経営戦略以前の問題で結構取り組むのが大変だった。これからも、経営戦略に対する「学び」を実践に生かしたいと思います。
- 他にはない新しい切り口のプログラムだった。また、色々な方の意見・考え方を共有でき、良かった。時々、講師の設問の意図(目的)が理解しずらいものもあったので、「なぜ、こういう設問を用意したのか」の説明を簡単にレクチャー前にしてもられるといいかなぁ・・・と思いました。ラーニングファシリテーターの方からは毎回ご丁寧なフォローメールをいただき、ありがとうございました。
- 成功ではなく失敗を分析していくところが良かった。いろいろな気づきをもらいました。
- 失敗事例と成功事例を通して、危機に対する対応について学習することができた。最終回の日産のケースのカルロス・ゴーンの再建策が興味深かった。
慶應丸の内シティキャンパス(以下慶應MCC)では、無料個別相談会を随時実施しております。プログラムの詳細内容や進め方について、授業で使用しているテキスト等をご覧いただきながら、プログラムを担当するラーニングファシリテーター(学習アドバイザー)が説明いたします。また、必要に応じて、お仕事の内容・ご経験、関心をお持ちの分野をお伺いし、最適なプログラムを紹介いたします。
個別相談会について詳細を見る

個別相談会(無料)のお申込みフォーム
個別相談をご希望の方は以下のフォームにご入力・送信ください。3営業日以内に弊社担当者よりご連絡を差し上げます。