プログラム内容
慶應義塾大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリー(CRL)共催
キャリア・アドバイザーとしてのさらなるレベルアップを図る
「キャリア・アドバイザー養成講座」と同様、組織内にてキャリア開発を担当している方々を対象に、キャリアアドバイスを実践する過程においての問題や経験を共有しながら、キャリア・アドバイザーとしてのレベルをさらに高めることをねらいとしたプログラムです。キャリア・アドバイザーとしてクライアントに適した手法を用いて、適切なアドバイスを実際に行うとともに、組織開発の手法についてのスキルや知識の習得をめざします。
キャリア自律の重要性は、「個人の意識」「組織の人材マネジメント」の双方の視点で着実に浸透してきたと言われています。一方で、個人が描くキャリアビジョンと組織が期待する役割や仕事内容をどのようにして統合していくか、個の自律と組織全体の活力向上をどう両立させていくかが大きな課題となっています。組織の中にあって、個人のキャリア開発支援と組織の活性化という両面からのサポートを担う「新たな役割と機能」が求められていることは間違いありません。
「キャリア・アドバイザー養成講座」は、その新たな役割として「キャリア・アドバイザー」を提唱するとともに、キャリア・アドバイザーに必要な知識とスキルを養うことを目的とします。本アドバンスコースでは、対個人、対組織の両面において、より専門的なアプローチ方法を習得し、実際のキャリアカウンセリングやアドバイスの事例を題材に受講生相互の議論を深めることにより、「キャリア・アドバイザー」としての知見と専門性を高めます。
受付中
講師 |
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日程・時間 |
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参加費 | 432,000円(消費税込)※プログラム限定割引あり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対象 |
厚生労働省認定のキャリアカウンセラーなどの資格あるいは産業カウンセラーの資格をお持ちの方、大学院で臨床心理学を専攻した方で、組織内にて活かすためのより実践的な知識・スキルを学びたい方に最適です。 キャリア・アドバイザー、カウンセラーなどの実際の経験があれば「キャリア・アドバイザー養成講座」を修了していない方の受講も可能です。 |
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定員 | 20名 (法人派遣は1社につき2名様まで) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
進め方 |
セッション内容
セッション1キャリア・アドバイザーとして(1)アドバイザーの役割
- キャリア・アドバイザーの重要性
- キャリア・アドバイザーの仕事・役割
- 伝統型HRMモデルと自律型キャリア開発モデル
- これからの人事サービス
セッション2コーチングとコミュニケーション(1)
- コーチングの基本的な考え方の確認
- コーチングスキルの理解
- コーチング演習(1)
セッション3コーチングとコミュニケーション(2)
- 現場におけるコーチングの活用
- コーチング演習(2)
セッション4キャリア・アドバイザーとして(2)アドバイザーの責任と自覚
- 必要とされる経験・バックグラウンド
- 必要とされる能力・資質・適性と知識
- 組織の活性化と個人への動機付け
- キャリア・アドバイザーとキャリアカウンセラー
セッション5キャリア・アドバイザーと人事部門
- 既存の人事・教育部門による対応
- 人事業務との接点づくり、教育部門との役割分担の検討
- ライフキャリアサポートセンターからキャリア開発本部への道筋
- チーフキャリアオフィサーの役割とその活動からの対応
セッション6個人の意識や行動変容を把握する各種テストのレビュー(1)
- 多様な調査のレビュー
- アンケート調査におけるテスト開発と活用方法:信頼性と妥当性、質問の聞き方・問いかけ方
- インタビュー調査における質問の仕方・問いかけ方
- セルフセスメント型調査の活用と課題
セッション7個人の意識や行動変容を把握する各種テストのレビュー(2)
- 360度調査の活用
- 職務満足度調査の限界と働きがい・成長実感度調査
- 調査結果の研修場面、面談場面での活かし方
- 能力・スキル把握調査と意識・行動発揮度調査の比較検討
セッション8コミュニケーション演習
- ケース・ディスカッション
- キャリア・アドバイザーとしての注意すべき(避けるべき)ポイント
- キャリア・アドバイザーとして重視すべき(対応すべき)ポイント
- 面談の目的と成果
- 多様なキャリア・アドバイザーの活動を面談から考える
- ラ・ポールを考える
- アサーションを考える
- ケースのまとめ方
セッション9キャリア健診/スーパービジョン
- キャリア健診
- 成長意欲を持つための環境づくり
- スーパービジョンについて
セッション10キャリア・アドバイザーによるダイバーシティ支援
- キャリア・アドバイザー自身の行動のあり方
- キャリアとダイバーシティの関連について
- ダイバーシティ支援を企業の活力に変えるには
セッション11キャリア・アドバイザーが対象とする“こころ”
- 人間性心理学のカウンセリング手法のレビュー
- ゲシュタルト的なカウンセリング手法を考える
- ダイナミックプロセスとしての心のあり方を考える
- アサーション、介入、調整、ラ・ポールづくりを考える
セッション12組織内メンタルヘルスの諸問題―精神科医師の視点から
- 知っておくべき健康管理および安全配慮の視点
- 多様な精神症状の存在
- メンタルヘルスと労災
セッション13ロジャースの来談者中心療法
- カウンセラーとアドバイザー
- カウンセリングとは
- ロジャースの理論
- ロジャースの来談者中心療法
セッション14企業内臨床心理士の活動/カウンセリングにあたっての心構え
- 企業内臨床心理士の位置付けと役割
- 企業内臨床心理士の組織内ネットワーク
- 事例からみる企業内臨床心理士の活動
セッション15ユング派の心理療法
- ユング派心理療法
- ユング派心理療法のプロセスと「解釈」
セッション16人のこころへの多様な理解
- キャリア・アドバイザーの活動と人のこころへの理解
- 人のこころを理解するときの3つのアプローチ(行動主義心理学、力動心理学、人間性心理学)
- 人事部門がとりあつかうこころの理解とキャリア・アドバイザーがとりあつかうこころの理解の相違
セッション17ライフキャリアの課題/キャリア・アドバイザーの役割(まとめ)
- キャリア・アドバイザーの能力レベルを高める組織内インフラ
- キャリア・アドバイザーの能力レベルを高めるプラットフォーム
- これからの人事教育の役割とキャリア・アドバイザー
割引・修了基準等
割引制度 |
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申込締切 |
定員に達し次第締切 |
修了基準 |
8割以上の参加と最終課題の提出・評価によりプログラム修了を認定、慶應義塾大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリーの修了書が発行されます。 |
会場 |
慶應丸の内シティキャンパス |
お問合せ |
担当:小川 |
個別相談会(無料)
慶應丸の内シティキャンパス(以下慶應MCC)では、無料個別相談会を随時実施しております。プログラムの詳細内容や進め方について、授業で使用しているテキスト等をご覧いただきながら、プログラムを担当するラーニングファシリテーター(学習アドバイザー)が説明いたします。また、必要に応じて、お仕事の内容・ご経験、関心をお持ちの分野をお伺いし、最適なプログラムを紹介いたします。
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